第4章 迷走 そこまで映像を進めると、ターシャは細い指で壁のボタンに軽く触れ、壁の隙間から金色の円盤を先程と同じ鮮やかな手さばきでスルリと取り出した。壁の映像は消え、男はほっと胸を撫で下ろした。 「どう?前回のあなたの人生の始まりの一場面を見…
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